Monday, 21 May 2012

ダイアリ④


実習(じっしゅう)()(かえ)


実習は一ヶ月前に終わりましたが、研究はまだまだ終える気配も見せていません。今振り返ってみれば、実習は普段のセンターでの生活とはあまり変わりませんでした。変わったのは、授業がないこと、みんながいないこと、そして毎日自分で料理をつくることだけだと思います。しかし、一番変わったのは生活様式ではなく、研究の方針でした。
実習期間が始まるぎりぎり前まで、研究テーマが変更になって、それまでの準備をもう一度見直さなければなりませんでした。指導教官は「PPKTJの実態調査」というテーマの場合、研究としては成り立ってはいますが事実を知ることにとどまる可能性が高いです。しかし現在のテーマであれば、展開させられる、帰国しても意志や努力さえ惜しまなければ、十分にできるではないでしょうかという意見をいただき、プラス、私の要望を考慮し、決定に至りました。
方針が変われば、研究方法も変わります。実習前に作成したアンケートはほとんど使えなない、実施しようとする計画も中止せざるを得ませんでした。辞典使用状況のアンケート作り・実施、文献分析、テスト作り・実施、そして、最後はアンケート・テスト分析をしました。アンケートは一見簡単そうに見えますが、実際作成してみるとそうではありませんでした。何回か作り直しの繰り返し、ようやく出来上がったが、本番になると、予測もしなかったミスが吹き上がり、その場その場で対応するしかありませんでした。文献分析の場合、分析方法がわかっても、作業をする際に、戸惑ったり、間違っていたりしました。例えば語の品詞分類のときは、英語及び日本語の知識が多く要求されました。何回もやり直しました。最初のうちは自分の知識に頼り、2回目は怪しいと思っている語を何冊かの辞書で調べましたが、最後はすべての語を辞書及びインタネット辞書で調べました。それでもまだまだ納得のいかないものがいくつかはありました。
「研究は失敗の繰返し」「失敗は成功の元」「失敗はしたほうがいい」「まず自分で考えて、やってみて、できなければ、相談する」「考えるだけでは進まない。実際にやってみないとわからない」などなど、研究について、さまざまな人から聞いて、失敗したとき、悩んだとき、つまづいたときなど、このような言葉が支えになりました。
それに、学生との交流です。実習を通して、元学生とのなかが以前よりよくなりました。学生が抱えている悩み、生活や学習状況が少しでもわかるようになり、学生をより理解することができました。自分は学生のため何ができるかと考えるとき、できることは本当に限られていますが「できること」というところを最大限に活かすことが今後の課題として考えるべきかもしれません。これからも元学生と連絡を取り、できれば彼らの成長を追っていきたい。

Thursday, 17 May 2012

ダイアリ③


126
このプログラムに参加して、今日、1274ヶ月たった。つらいこと、楽しいこと、悲しいこと。何とか無事に乗り越えたような気がする。来る前から、このプログラムは大変、キツイ、と言いわれ続けてきた。本当にその通り。しかし、「今はまだまだですよ。これからはもっとすごいですよ」とつい、きのう、指導教官にアドバイスされた。覚悟した上で参加したものの、つらいと思いながら次々と課題をやり遂げた自分を褒めよう。先生の言葉に甘えて、思う存分褒めよう。自分を褒めることで達成感を味わおうじゃないか。
来る前は事前課題をこなすのに何日間もかかって、やっとという感じだったが今はちょっと違う。まだつらつら書けないが進歩はある。少なくとも自分の考えたことが書けるようになった。はじめはレポートの書き方すらわからなくて、チュターに見せたら、内容・構成・そして文法の間違いでいっぱいだったが、だんだん慣れてきて、レポートらしくなってきた。先生たちはどう思っているかは知らないが、自分なりに頑張ったつもりで書いた。これからも、もっと書けるように練習しなければならない。こつこつでいい、大事なのは続けること、途中であきらめないこと、最後まで頑張ること。結果はどうであれ、プロセスが大事。
履修した科目の中で何が一番難しかったかと聞かれたら、なんと答えればいいか、よくわからない。このジャーナルを書いて、初めて頭によぎった。何だろうね。じゃ、一番好きなのは。。。わからないなあ。全部同じような気がする。一番好きな先生は。。。嫌いな先生は。。。そうね。このジャーナルは先生に提出するから、秘密にしよう。先生に知られたら、まずい。成績にも響く。自分が教えた学生もきっとこのようなことを考えていると思う。本当は、どんな悪い教師でも尊敬しなければならないと教えられてきた。先生の悪口を言ってはいけない。先生だけじゃない。みんなのこともそう。勉強だっていい点数を取るためにやることじゃない。目標をまず、持つこと。しかしどこまで守れるかは。。。
今日、研究のことで、もと学生に会ってきた。学生の成長振りを少しでも見届けたい、学生の成功を脇からのぞきたい、教師なら誰でもそう思っている。力になりたいと思っている。物理的にできないが心理的の面なら何とか。慣れない土地で生活するのは大変だと思うがいいこともいっぱいある。「郷に入って、郷に従え」マレーシアにもこのようなことわざがあり、まだまだ親しまれている?が、必ずしも従うものじゃないと思っている。場合によって従わなくてもいい。いいことなら大丈夫だが。。。しかしどこまで見分けられるか。何を基準にまたは何を参考にするかによって結果が異なってくる。

22
昨日、やっと最後の宿題を出した。今野先生の宿題で、締め切りよりちょっと遅かったが、レポートらしいものができた。最初は『学習障害』について書こうと思って、学期の初めからいくつか関係のある本を読んできたが、なかなか書けなくて、結局、違うトピックに切り替えた。もうちょっと頑張るべきだったじゃないかな。まあ、『少子化問題』も悪くない。2つのテーマも読んで、知識が増えて。データが多すぎても書きにくい、少なすぎても書きにくい。先行研究みたい。ありすぎて、読むのが大変。少なすぎて、これから何をやるべきかわからない。逆のことも言える。研究のことで悩み続けて、悩みきれない。
悩まない方が一番いいかも。
 これからは自分の研究を考える時間が少し増えてきて、なんとか集まった資料を整理したり分析したりできるかと思う。時間を有効に使わなきゃ。できるといいね。





      



Tuesday, 8 May 2012

ダイアリー②



実はこれはコースワークの1つだった。思ったこと、感じたことをジャーナルに書いて、自分の成長を追う課題。



1213
時計の針は1時を指しています。
もう朝です。
寝ないと明日の授業、眠たくなって、集中できなくなる。先生に失礼。一生懸命に教えているのに。。。。授業に出る意味さえない。
体をちゃんと休ませなきゃ。。。。といいたいところだが、宿題の山が待っている。寝るには寝られない状態がこのごろ、ずっと続いている。肩は凍るし、腰痛もするし。。。学生時代にはこんなに宿題をしていなっかたような気がする。(今も学生でしょう???)

昨日で内藤先生の授業が最後を迎えました???この言い方は正しいかなあ。。
先生の授業は文法の授業であり、異文化理解または日本事情の授業でもある。言葉の規則を通して日本人の考え方や心境を察したりすることによってトラブルがさけられる。
知っているようで知らない表現の意味。日本人と接するときもっと配慮しなければならないと思いながら、ついついいつもの自分に戻ってしまい、「私は外国人ですから少し間違っていても当然です」。

1214
今日もまたハードな一日だった。授業はひとつしかなかったがいろいろなことで時間が過ぎてしまった。
近藤先生の授業でインタビューのしかた、マナーなどを勉強した。私もこの方法を取り入れる予定だが今のところはまだ準備していない。一番、気になっているところは敬語の使い方ですがこれはまさにほとんどの外国人がおなじく思っているようだ。自分は敬語が使えない,使うこと自体回避してる。しかし学生に教えなければならない。難しいところだ。

明日教授法の授業がある。私たちのグループは「可能形」の応用練習を担当することになったが、教案を考えている段階で私たち自身が動詞の活用を間違えてしまって、みなで笑ってすました。まだまだ修業が足りない状態。なんだか「ら」ぬき言葉のほうが正しいような???
導入、基本練習、応用練習の3つの活動を見分けられない。導入は難しくないが、基本練習と応用練習はちょっとあいまいなところがある。会話があって、応用練習とみなしてしまう。会話があって、communicative approach と考えてしまう。そしてそれが談話なのか、自由度がどのくらいあるか、選択肢があるか、また意見が分かれてくる。実際に授業をしてみたり、体験したりして、違いがはっきりとわかるようになれれば。。。

Monday, 7 May 2012

ダイアリー①



Rentetan kenangan semasa mengikuti program sarjana di Jepun 2006-2007setelah begitu lama meninggalkan dunia akademik dan dunia pekerjaan. Terjumpa dokumen ini semasa mencari-cari 'kertas kerja' yang tidak siap-siap yang entah di mana letaknya.
                         


113日(金)

ちょうど零時になった。

今晩も眠れない夜が続くのでしょうか。。。。。。。

さっきタイムールさんとジャナラさんと一緒に長坂先生の宿題をしてきた。内容はあまり難しくないがまとめるということになると、理解しているようで本当は理解していない。ちょっとひっかかったのは口頭運用能力の意味。口頭運用能力のある人はまとまった話ができるという点に議論が出た。本当はどうでしょうね。運用能力があっても必ずしもまとまった話ができるとは限らないような気がする。1時間で終わると思ったものが3時間ちかくまで長引いた。まあ、そもそも私の考え方が甘い。実際にやってみると、案外とむずかしいよね。なれないということもあるし。しかし雑談しながら宿題をすることも部屋にいるよりはまし。意見交換もできたし、もっと理解できたし。。。。。今の機会をちゃんと使わなきゃ。。。

思った通りにことが運ばないのは人生のひとつの喜び・苦しみでもあるかもしれない。


119日(木)

いま2216です。

時間が経つのは早いよね。

ついこの間友達と時間のことで話してた。

友達はこういった。

「私ね。。。どうやってそう感じるかわかる?部屋の掃除だよ。ああ。。。もう水曜日だね。。。まだ掃除したばかりなのに」

このコースに参加して本当にそう思っているようになった。紙資料の洪水、課題。。。。

毎日考えなければならないものがある。それに指導教官が決まってから特定課題研究のことで頭がいっぱいといったらうそだけど考えていることは確か。自分が選んだテーマを納得のいくような説明ができなくて。。。。これからの方向。。。どうやって研究を進めるかなどなど。

授業が始まってから一ヶ月。学生に戻って戸惑うことばかり。修士課程の参加者はいろん国から来ているが目指すものは同じだと思う。年齢、性格、日本語歴などさまざまだがみんな真剣に授業を聞いたり、出された課題を締め切りに間に合うように徹夜したり、一緒に勉強したりしている。その中の何人かが眠れない夜が続いていて悩んでいる。自分の学生のことを思い出した。先生はいつも学生のことを思って宿題を出している???学生はどうでしょうね。動機が十分であればやりこなせるがみんなはそうじゃない。途中であきらめてしまう。予備教育課程の学生は目標がちゃんとできてるからどんなことがあっても勉強するしかないが選択科目として日本語を履修している学生はそうではない。動機付け・動機の維持が大事。第二言語習得の授業では情意フィルタという言葉がでてきて、先生の説明を聞いて、なるほどとおもった。言語を取得する際にさまざまなプロセスがあるんだなあ。すでに知っていることもあったが、説明ができないものが多い。おもしろい。学習と習得の違い、ミステクとエラー。

明日先生の授業がある。このダイアリーを提出しなきゃ。本当はどんなことを書けばいいかよくわからないが一応。。。

自分の意思でこのコースに参加する以上、できる限り最善を尽くしたいと思うのは当然のこと。


今日カウンセリングの先生と初対面。思いがけないことがおこった。何人かが涙を流していた。自然に。よくわからないがああいう雰囲気が漂ってきて。みんな何かの問題を抱えている。自分との戦い・劣等感から生まれた感情・さびしさ・ストレス???競争心・・・・もっと学生の気持ちを理解すべきだとつくづく思うようになった。勉強だけでなく精神的サポートも。先生は学生にとって近づきやすい存在であるべき。どの程度でしょうか。むずかしい。


2334





ダウト4


Dauto Siri 4

Shiozawa sedar ada tunas hitam kecil dalam dirinya Bila tiada orang melihat, dia akan melanggar had laju. Dia juga pernah menerima rasuah bila dirasakan selamat. Malah bukan sekali dua dia bermain kayu tiga semasa outstation.
Shiozawa tidak menyukai bahagian dirinya yang tidak seperti tanggapan orang lain, namun sebagai manusia biasa, pastinya semua orang ada melakukan perkara seperti ini katanya untuk memujuk dirinya.
Namun, ada satu peristiwa yang Shiozawa tidak mahu ingat.
Shiozawa sendiri tidak tahu dan tidak boleh menjelaskan kenapa dia melakukannya tapi sedar-sedar, dia mendail nombor telefon rumah rehat pengerusi syarikatnya.
Peristiwa yang berlaku di satu malam di musim panas tidak disaksikan isteri dan anak-anaknya kerana mereka tiada di rumah.
Shiozawa menutup mulut dengan sapu tangan bila suara parau pengerusi kedengaran di corong telefon di hujung sana. Dengan suara yang dibuat-buat, Shiozawa membuat tuduhan palsu tentang Kujiraoka.
Kujiraoka mendirikan rumah dengan wang rasuah yang diterimanya dari pengusaha……
Hubungan Kujiraoka dengan perempuan lain
Shiozawa bercakap seorang dan semasa meletakkan gagang dia rasa ada orang di dalam rumah.
Nobuo sedang minum air di dapur.
“Masuk ikutlah pintu depan”.
Shiozawa tahu suaranya bergetar.
“Mana orang lain
Shiozawa rasa lega mendengar pertanyaan Nobuo. Tapi memang Nobuo dengar.
“Bang, dengarnya Nobuo sedekah 50,000 yen”.
Terasa jauh suara isterinya.
Sambil berjaga malam di depan altar, Shiozawa cuba menyakiti Nobuo.
Orang dari syarikatnya semua sudah beredar. Cuma saudara-mara terdekat sahaja yang tinggal. Ini kerana tarikh yang dipilih dan sudah masuk malam kedua, mungkin kerana keletihan, hampir semuanya sudah masuk tidur. Mereka bertiga sahaja yang masih jaga. Shiozawa , Nobuo dan isteri Shiozawa yang melayani mereka berdua.
Shiozawa minum sake untuk memberanikan diri.
“Aku rasa sedekah kau 50,000 yen tu banyak bagi kau. Atau kau nak tebus sesuatu”.
Shiozawa merujuk kepada pencuri wang sedekah di majlis pengebumian keluarga yang lalu. Nobuo menggaru-garu kepala.
“Saya banyak menyusahkan orang. Masa boleh balas, saya balas”
Nobuo menuang sake untuk Shiozawa.
“Aku tak berkenan betul pada orang yang meminjam wang sikit-sikit hari
Sabtu. Lepas tu kan hari ahad. Kalau sikit-sikit boleh tipu. Kalau nak pinjam juga, pinjam banyak terus hari Isnin”.
“Satu lagi, kalau kau nak tunjuk muka, tunggu sampai kau ada kad nama sendiri dulu”.
Shiozawa tidak ada jalan lain selain membuatkan Nobuo melenting. Shiozawa mahu memastikan adakah Nobuo ada mendengar suaranya malam itu.

Dalam permainan daun terup, ada satu yang dipanggil dauto.
Pemain dikehendaki mengeluarkan kad mengikut urutan nombor dan jika ada pemain lain mengesyaki kesahihan kad tersebut, dia perlu menyebut dauto
Jika tekaan itu betul, pemain tersebut akan menang, tapi jika salah, besar risikonya.

“Kau ingat kau tu bagus sangat ke. Sedar diri tu sikit”
Shiozawa rasa bebannya akan menjadi ringan jika Nobuo membalas begini.
Jika Nobuo membuka mulut mengenai malam itu, Shiozawa akan jatuh. Isterinya akan memandang serong terhadapnya, namun Shiozawa akan berasa lebih tenang mengharungi hari-hari seterusnya daripada terus tertanya-tanya.
Nobuo sentiasa mengelak, mabuk lalu terlena.

Ayah yang baru meninggal itulah yang mengajarnya permainan dauto. Walaupun masih kecil, tekaan Shiozawa sering tepat.
Ayah yang keras sering terkena. Ayah selalu kalah kerana menyebut dauto walaupun Shiozawa mengeluarkan kad yang betul.

Pernah pada suatu cuti musim panas tahun 2 atau 3 sekolah rendah, Shiozawa terpaksa menunggu ayah selama sejam dalam gelap di stesen kereta api Tachikawa.
Pada hari tersebut entah kenapa Ayah mengajaknya memancing di Okutama.
Semasa pulang, pekerja stesen menahan mereka di pintu keluar.
“Kau tunggu sini”
Perintah ayah dan Shiozawa duduk di bangku seorang diri.
Kakinya gatal digigit nyamuk.
Akhirnya Ayah keluar dari bilik ketua stesen setelah bosan Shiozawa menunggu.
Ayah nampak lebih tua.
Shiozawa menuruti ayah yang tidak bercakap sepatah pun keluar dari stesen. Ayah membelanjai Shiozawa makan nasi berlauk belut.
Shiozawa tahu ayah dituduh naik kereta api tanpa membayar tambang yang sepatutnya. Shiozawa juga tahu dia mesti merahsiakan perkara ini dari pengetahuan ibu dan adik-adiknya.
Tapi ayah syak. Ayah syak Shiozawa memberitahu mereka. Sejak itu Shiozawa rasa ayah tidak semesra dulu dengannya.

Nobuo tidur menyandar pada altar.
Adakah lelaki ini memang tidak mendengar suara itu.
Atau dia sememangnya ada mendengar tapi buat-buat tidak tahu.
Mungkin juga inikah satu-satunya kelebihan lelaki ini, lelaki yang tidak tentu hala ini, yang menjalani hidup dengan penuh penipuan ini?
“Dauto”
Sebutlah berapa kali pun, jika kad tidak diterbalikkan, Shiozawa tidak akan tahu.
Shiozawa mengimbau kembali rupa ayah yang nampak kurus ketika keluar keluar dari pintu di stesen pada malam itu.
Malam itu ayah yang terkenal baik orangnya juga ada kelemahan. Begitu juga Shiozawa.
Bau yang ayah muntahkan sebelum meninggal adalah bau Shiozawa. Mungkin juga lelaki ini mencium baunya sekarang.
Rasa takut dan rindu berbaur. Shiozawa mennyedut bau yang hampir hilang dan menyalakan colok baru.

Tuesday, 9 August 2011

ダウト 3

Dauto  Siri 3



Shiozawa rasa puas bila duduk di tempat khas para pekabung. Tidak enak bunyinya tapi itulah perasaan sebenarnya.
Kesemua urusan berkaitan pengebumian daripada altar, malam berkabung hinggalah kepada majlis perpisahan diuruskan oleh orang bawahannya. Semuanya bersesuaian dengan kedudukannya sebagai seorang pegawai eksekutif.
Kesemua saudara maranya yang tidak akan memalukannya hadir begitu juga dengan sahabat-handai datang mengucapkan takziah.
Shiozawa rasa bersalah dengan sikapnya yang berpura-pura sedih dan reda dengan pemergian orang terdekat tapi dia pasti bukan dia seorang saja yang begini.
Baik majlis kahwin atau berkabung sedikit-sebanyak pasti ada lakonan untuk mengelabui hadirin. Dia tidak perlu berasa rawan.
Ketika inilah sedulang besar sushi istimewa sampai di pintu depan.
Sushi untuk 20 orang itu datangnya dari sebuah kedai sushi besar di depan stesen kereta api. Si pembeli cuma memberikan alamat dan menjelaskan bayaran.
Shiozawa berpandangan dengan isterinya.
Ini mesti kerja Nobuo
Bila berduit, inilah caranya.
Dia akan muncul sejurus selepas dulang sampai.
Ini bukannya road show. Tak payah nak berlakon.
Mahu Shiozawa menyindir Nobuo begitu tapi sedar-sedar budak-budak sudah pun memanjangkan tangan.
“Saya rasa kali ini tak ada apa akan berlaku. Baju kot dan kasutnya nampak baru lagi”
“Jangan tertipu. Kau tengok-tengoklah”.
Nobuo menasihati isterinya yang berbisik di telinganya.
“Kalau berlaku perkara tak elok macam hari tu, aku juga yang malu. Orang bawahan aku ada tu”.
Suaranya agak kuat menyebabkan isterinya menegurnya.
Nobuo mengangguk hormat kepada Shiozawa lalu berjalan menuju ke arah keranda yang ada di depan altar dengan sopan.
Nobuo menyerahkan wang sedekah lantas membakar colok dengan tenang.
Nobuo menekap kedua tangannya sambil menangis teresak-esak.
Shiozawa tidak menyenangi gelagat Nobuo. Dia, anak sulung si mati pun tidak menumpahkan air mata. Nobuo, orang luar tidak perlu berpura-pura begitu.
Adakah lelaki ini mengharungi kehidupan dengan cara ini. Sentiasa melakukan sesuatu untuk menarik perhatian dan mengambil hati orang lain.
Shiozawa rasa marah bila melihat baju kot hitam Nobuo berubah corak kepada jalinan sisik ikan
Nobuo menghampiri Shiozawa lalu mengucapkan takziah. Shiozawa memejamkan mata, menyedut dalam-dalam bau wangian. Sekarang rumah ini, dari bilik air hingga ke bahagian bawah lantai dapur semerbak bau wangi.
Di pintu depan berlaku sedikit kekecohan.
“Isteri Encik Kujiraoka, pegawai eksekutif datang”.
Kedengaran suara kecil membantah,
“Bekas, bekas”
“Encik Kujiraoka cukup”
Kedengaran bisikan di kalangan tetamu yang hadir/Tetamu yang hadir saling berbisik sesama mereka.
Balu kepada bekas pegawai eksekutif, Encik Kujiraoka yang baru meninggal 6 bulan lepas.
Jawatan tersebut diserahkan kepada Shiozawa setahun lalu bila Kujiraoka jatuh.
Kujiraoka yang patah semangat hampir-hampir menjadi gila kerana minum banyak dan 6 bulan lalu meninggal akibat mengambil ubat tidur berlebihan.
Shiozawalah yang menguruskan upacara pengebumiannya.
Isteri Kujiraoka yang berbadan kecil mengucapkan takziah sambil berterima kasih dengan bantuan Shiozawa waktu itu dan meminta maaf kerana tidak dapat membalas jasanya.
Shiozawa berdiri menghantar balu tersebut. Kedengaran suara Nobuo berbisik di belakangnya
“KUJIRAOKA”
Kata-kata diucapkan dengan penuh makna.
Sah tekaannya.
Nobuo memang ada waktu itu.
Nobuo mendengar suara itu.
Shiozawa rasa seperti ditolak dari belakang.

Wednesday, 3 August 2011

ダウト 2

Dauto Siri 2


“Dik Nobuo, bagaimana”
Isterinya merenung Shiozawa sambil memaklumkan tarikh berkabung dan pengebumian di telefon.
Nobuo ialah sepupu Shiozawa.
“Tak perlu beritahu”
“Tapi bukankan Dik Nobuo tu tak berhubung dengan orang lain selain dari kita”
“Dia tu dah besar. Tak perlu ber”adik-adik” lagi”.
“Dia muda setahun dari abang ya. Dik Nobuo dah 35”
“Dah tua tapi masih huhahuha. Sebab tu orang tak layan”
Huhahuha adalah kata-kata yang sering keluar dari mulut ayah yang baru saja meninggal.
Kalau di selusuri seluruh kaum kerabat, pasti ada seorang dua yang tidak boleh dibawa ke tengah dan Nobuolah orangnya. Dia tidak pernah mempunyai pekerjaan tetap.
Dengarnya Nobuo pernah masuk Universiti tapi sekerat jalan saja. Kemudian, setiap kali jumpa, alamat dan tempat kerja pun berubah-ubah.
Nobuo pernah bekerja sebagai pengurus sebuah produksi artis, tapi bila Shiozawa melihat album yang dihulurkan, yang ada cuma gambar artis berpakaian mandi yang tidak dikenali di dalamnya.
Bila Nobuo kata dia bekerja sebagai “Anya”, Shiozawa ingat dia mengusahakan kedai kuih tradisional Jepun, tapi sebenarnya dia mengilhamkan idea hadiah seperti yang tersiar dalam iklan di kaca TV
dan mendapat komisen dari penjualannya.
Setiap kali bertukar kerja, nampaknya setiap kali itu juga dia bertukar perempuan. Dengarnya dia pernah menjalani kehidupan seperti bapa ayam suatu ketika.
Shiozawa fikir Nobuo akan muncul dengan keadaan kurus kering dan cengkung, tapi tidak semena-mena dia menerima sekotak besar ketam tin bermutu tinggi sebagai hadiah hujung tahun dari Nobuo. Bila Shiozawa mengirim surat mengucapkan terima kasih, surat itu dipulangkan semula dengan alasan penerima tidak diketahui.
“Tapi ayah suka Nobuo”.
Kalau kau nak panggil, panggillah. Tapi, aku tak suka. Shiozawa menelan semula kata-kata itu lalu meleraikan ikatan kad tahun baru.
Nobuo popular di kalangan sanak saudaranya yang perempuan.
Dia tidak tampan tapi pandai mengambil hati. Mereka terhibur dengan gelagat Nobuo.
Shiozawa tahu sesuatu majlis akan lebih meriah jika Nobuo ada bersama. Golongan hawa akan lebih rancak berbual dan lebih riang.
Shiozawa tidak ingat bila. Pernah sekali ketika Nobuo berbual-bual dengan isterinya di ruang tamu, anak perempuan sulungnya pulang dari majlis perkahwinan kawannya. Dia sama seperti isteri Shiozawa, hemat dan berhati-hati orangnya. Dia akan menukar pakaian kepada pakaian basahan sebaik saja sampai di rumah untuk mengelakkannya dari kotor tapi tidak malam itu. Sepanjang kehadiran Nobuo, dia tetap berpakaian begitu, makan-makan dan minum-minum.
Bagi Shiozawa, tidak ada untungnya menunjukkan kebaikan  kepada lelaki seperti ini, tapi sedar-sedar bukan anak perempuannya saja yang begitu.
Sudah beberapa tahun berlalu tapi isterinya masih ingat Nobuo suka bahagian perut salmon masin,
“Dik Nobuo suka ikan bakar yang mentah sikit kan”.
Dari nada suara isterinya yang riang, Shiozawa tahu.
Bahagian perut ikan salmon juga kesukaan Shiozawa. Dia rasa terkilan bila merasakan isterinya memberikan yang terbaik kepada Nobuo.
Ditambah lagi dengan sikap isterinya yang mengia-iakan percakapan Nobuo sambil bermain-main dengan bekas teh.
Shiozawa juga nampak isterinya menyeka perlahan peluh di bahagian
hidung dengan perut jari bercerminkan bekas teh berwarna hitam berkilat.
“Abang ni, bila saya sebut dik Nobuo aja, mulalah buat muka semacam”.
“Bukan macam tu. Kalau berlaku perkara macam hari tu, tentu tak sukakan”.
“Hari tu….maksud abang masa majlis pengebumian hari tu”
“Aku tak mahu kecoh sesama saudara pasal duit”
“Tapi, tak ada orang nampak kan”
“Tak ada siapa yang buat benda macam tu selain dia”.
Pernah berlaku dua tahun lalu semasa majlis pengebumian wang sedekah kurang 50000 yen.
Sememangnya Nobuo ada keluar masuk ketika itu. Dari cerita Nobuo, poketnya tengah kembung tapi sebenarnya dia ada masalah kewangan. Dia mengelabui mata dengan gaharu murah yang berkotak cantik.
Ada desas desus mengatakan Nobuo cuba meminjam wang daripada seorang saudara yang dikatakan berduit tapi ditolak.
Sebagai ketua majlis pengebumian pada masa itu, Shiozawa berkeras hendak memeriksa barangan Nobuo tapi isteri dan saudara mara yang perempuan tidak setuju. Tak patut memalukan saudara sendiri di depan mayat.
Shiozawa gagal mengawal perasaannya. Shiozawa masih ingat. Dia menyindir Nobuo namun tidak sedikit pun raut wajah Nobuo  berubah. Nobuo mengumpulkan gadis remaja dan kanak-kanak. Dengan cekatan dia mempersembahkan “line dance” dengan jari-jemarinya yang runcing.
Shiozawa malu melihat hujung jari-jemari Nobuo berwarna kuning kesan tar rokok beraksi bagai kaki penari, naik dan turun.
“Kalau nak buat buat pun, tengoklah tempat”.
Shiozawa juga ingat kata-kata itu tinggal tersekat di kerongkong.